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猫が呼ぶの・・・


by rudyn
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忙しいさなか

本を読んでいました。
通勤途中にむさぼるように。


ハサミ男
グレイヴディッガー
チルドレン
ザ・ホテル」(読書中)

覚えているだけでもこんなところ。


「ハサミ男」は新書で出た際、ミステリファンの知り合いたちの中では評価が高く、なおかつ異端児扱いされていたように思います。
だものだから、てっきりメタ・ミステリの類かと、タイトルから受ける印象もあって、敬遠していました。

ところがどうして!!
趣味の悪いエチケット(ラベル)のワインをあけたら、とんでもない怪物ワインだった、
てな感じ。(コミック「神の雫」を読んでいるので、つい・・・(^_^;))
今年、映画になったのですが、本で読んだほうがいいように思います~。


「グレイヴディッガー」
面白かった~~~~!
なじみのある地名が出てくるので、頭の中で主人公の逃走ルートを描きつつ
読んで、なお一層楽しめました。
で、どんな話だっけ??・・・( ゚Д゚)


「チルドレン」
とんでもない性格と行動の持ち主が出てきますが、
読み進めていくうちに、とても魅力的に感じられてきます。
この作家さんの「ラッシュライフ」も読みましたが、
あちこちリンクしていて、一種のワールドを形成しているのが
面白いです。
(ところで舞台は仙台なのですが、作家さんの拠点なのかしらん?)


「ザ・ホテル」
夫の本。病院で待つ間にと本棚から勝手に持ち出しました。(了承済みですよ~)
ロンドンの超高級ホテルの裏側のノンフィクションで、
作家の文章がとても巧く、ホテルというなじみないところなのに、状況がつかみやすいです。
特に料理長とレストラン(給仕)側との確執が、「王様のレストラン」を彷彿とさせます。







ストーリーはこんな感じです。

「ハサミ男」
連続少女殺人事件が起こる。
で、その犯人の手口を真似て、別の殺人事件が起こる。
犯人=ハサミ男は、その事件の目撃者となってしまう。
ハサミ男は自分のプライドにかけて、
自分の手口を真似た犯人を探そうとするのだが・・・。

「グレイヴディッガー」
主人公はこれまで悪事を重ねてきたが、最後に心入れ替えて
人の役に立とうと、骨髄提供バンクに登録したところ、
提供手術がきまった。
ところが、どうしたわけかトラブルに巻き込まれ、
何者かに追われ、殺人事件の犯人にされ、
病院には着かねばならぬ、の絶体絶命。

「チルドレン」
伊坂版「家栽の人」
のようですが、
自分のために世界がまわっていると本気で信じている男の話
とも言えます。
まあ、私の下手な書評より、一読するに限ります。
(でも私は、チルドレンⅡ以外はトリックが分かってしまった・・・。
まあ、ミステリとして読むものではないです。)
by rudyn | 2005-09-13 23:58 | 日記